妊活に水素水は意味なし?

水素水は、妊活に効果があるのでしょうか?
水素水といえば、2016年3月に女優の藤原紀香さんが片岡愛之助との結婚式で、引き出物として参列芸能人に贈ったという「入浴用水素発生器」が有名ですね。
実際に紀香さんも、入浴用の水素発生器だけでなく、飲用の「水素生成器」や水素サプリメントなどを愛用されており、水素に絶大な信頼を置いていらっしゃったようですが、残念ながら紀香さんには効果は低かったようで、水素水をやめて→酸素水→宝石水(鉱石水)へと興味関心は移ってしまったようです。(現在は水素風呂のみ実践しているのだそう)
また、元アイドルでタレントの保田圭さんは、妊活中に水素の入浴剤を使ったお風呂「水素風呂」に入浴されていたとブログで紹介しており、実際に妊娠されていらっしゃいますので、水素も効果があるのか疑問がわいてくると思います。
しかし、2016年12月に国民生活センターが公表された内容の要点をまとめると、『水に含まれる水素の量を調べる測定法』や『水素水の定義』には公的な決まりがなく、ということでした。
【要点】

  • 特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品として許可、届出された商品は今のところない。
  • 市販の水素水のラベル表記に、充填時や出荷時とある場合は、飲用時の水素濃度でない可能性あり
  • 水素水生成器も水質や水量等により変わると表記されており、飲用時の水素濃度でない可能性あり
  • 基本的に、水に溶けている水素ガスは、商品の開封後や水素水生成器で作った後の時間経過によりだんだん抜けていくものである

つまり、水素の量は商品によっても異なり、また、水素ガスは気化しやすいため、効果が不透明な部分が大きいことが浮彫りになりました。
国民生活センターの要望を受けた消費者庁は、2017年1月に景品表示法に違反する製品に注意喚起および水素水関連製品の販売を行っていた3社に対して措置命令を行いました。
内容によると、3社はダイエット効果、肩こりや筋肉痛・かぶれなどの解消効果が著しく得られるといった内容であったことが景品表示法に違反するとして改善措置命令がくだされました。
紀香さんでも話題となっていた水素水だけに、今回の件で「水素水は意味がない」「水分補給の効果しかない」という消費者にはマイナスな印象を持たれる結果となってしまいました。
しかし、水素の作用や体への有効性など今まで多くの論文で発表されており、2007年には世界的な学術誌であるNature Madicineに「水素は活性酸素を還元し、無害にする」と効果が発表されています。
活性酸素による酸化ストレスは生殖器官にも影響し、酸化ストレスが卵子や精子の成長に関わるミトコンドリアの成長を阻害します。
そのため、水素自体には酸化ストレスを抑えて生殖機能を高めるので妊活にも効果があるということなのですね。
しかし、さきほど取り上げたように、水素水の定義はハッキリしておらず、濃度の表示もマチマチです。
もし水素の効果を最大限に高めて体内に取り入れたいときは、重要なポイントは、@水に含まれる水素濃度とA取り入れ方にあります。
水素生成器であれば、生成されるときにつくられる水素濃度を比較し、すぐに飲みきること。
水素風呂も同じで、水素濃度の表記を比較し、水素発生時に入浴するということですね。
市販の水素水では、例外なく水素が日数を経る毎に抜けていってしまうため、水素生成器や水素風呂以上の効果は見込めないのではと考えられます。

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