ふざけるな!麻生太郎大臣の墓参ねじ曲げの経緯「赤木さん妻の切り返しが賢い」と称賛

森友事件
森友事件

森友学園問題で文書改ざんに関わったとして自殺した財務省職員・赤木俊夫さんの妻が、夫の手記を公開した後、「新事実はないから再調査をしない」と言い放った麻生太郎大臣に対し、抗議のメモを公表した。

麻生大臣と赤木夫人との対立の経緯について、確認したい。

ふざけるな!麻生太郎財務大臣の墓参りねじ曲げの経緯

赤木さんの手記を元に、麻生大臣と赤木夫人の「墓参り」をめぐる対立の経緯について振り返る。

関連記事≫ 赤木俊夫さんの手記(遺言)まとめ「圧力に妻は生き地獄」

2018年3月
森友文書改ざんがスクープされ、関わった近畿財務局職員・赤木俊夫さんが自殺する。

同年6月(俊夫さんが亡くなって3カ月)
赤木俊夫さんと親しかった同僚のFさんから、赤木夫人に電話がくる。

財務省職員<br>Fさん
財務省職員
Fさん

麻生大臣が墓参りに来たいと言っているのですが、いかがですか?

赤木夫人
赤木夫人

ぜひ来て欲しいです。

ところが財務職員のFさんは、妻に黙って、すぐに妻の兄に電話をかけ、一方的にこう告げる。

財務省職員<br>Fさん
財務省職員
Fさん

妹さんは「麻生大臣に着て欲しい」と言っていますが、マスコミ対応が大変だから断りますよ。

赤木夫人の兄
赤木夫人の兄

え?



翌日、Fさんは赤木夫人にこう告げる。

財務省職員<br>Fさん
財務省職員
Fさん

きのう大臣に来て欲しいと仰っていただきましたが、マスコミ対応が大変だから断るとお兄さんにお伝えしました。

赤木夫人
赤木夫人

・・・・。(唖然)



しばらくして麻生大臣が国会でこう述べた。

麻生たろう
麻生たろう

遺族が来て欲しくないということだったので伺っていません。



それからまもなくして、近畿財務局の美並局長(当時)がお供連れてと赤木さん宅を訪れた。

美並局長
美並局長

大臣の墓参りを断ってくれてありがとうございます。

赤木夫人
赤木夫人

私、そんなこと言ってないのに‼(憤慨)



2020年3月、赤木さん遺書の公開後

麻生たろう
麻生たろう

新事実はないから、再調査しません。

赤木夫人
赤木夫人

この2人(安倍総理と麻生大臣)は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います(抗議メモより)


3月23日国会答弁

麻生たろう
麻生たろう

弔問に伺いたいというのは、最初から申し上げています。

麻生たろう
麻生たろう

原告と被告は裁判所以外で会うのは難しく、検討しないといけない。

赤木夫人
赤木夫人

すごく残念で悲しく、また怒りに震えています。

穏やかで心優しい赤木さん妻・・・実は「賢い人」

赤木俊夫さんの妻直筆の抗議メモ

赤木さんの奥さんは、とても優しい心の持ち主だ。

文春記者が理財局長・佐川氏の自宅を訪れたときに、3度インターホンを押し、応答がないため、外から大声で 「佐川さん、これは近畿財務局の亡くなった赤木さんが遺した手記です。これを読んで頂けませんか?」 と呼びかけたときの話だ。

それを奥さんに伝えると・・・

「私も何度もピンポンされる恐怖を味わったので少し気の毒です」と話した。夫を追い詰めた佐川氏にも同情を寄せる心優しい人なのだ。

週刊文春

関連記事≫ 赤木俊夫さんの手記(遺言)まとめ

そんな赤木夫人は、穏やかで心優しいだけではなく、所々で鋭い発言をするという。

たとえば、赤木さんの死後、弔問に来た財務局職員が、赤木さんの妻を取り込もうと無礼な発言をしたことに対し、妻は見事な切り返しをする。

「財務局で働きませんか?」とも持ちかけられたという。昌子さん(赤木さんの妻)は「佐川さんの秘書にしてくれるならいいですよ。お茶に毒盛りますから」と答えた。痛烈な皮肉に相手は沈黙した。

週刊文春

文春記事を書いた相澤記者はこう話す。
「赤木さんの奥さんはホントにね、ものすごく変わった。最初はまだ精神的に落ち込んでいて、自信がない。でもね、弁護士に誰にも相談しないで、一人で僕に会いに来てくれた人なんですよ。そのときからスゴかった。普通は弁護士に相談したら、弁護士絶対止めますよ。でも、一人で会いに来てくれた。(遺書を)見せてくれて、でも渡さないと。コピーもダメ、写メもダメ、メモもダメって言って、「書いたら死ぬ」って言って帰っていった。これって見事ですよね?そんな事言われたら絶対書けないですから。でもね、これは策略じゃないんですよ。ただ自分の気持ちを言っているだけだから。」

また、今回のスクープと裁判を同時に進めることを考えたのも赤木夫人だという。

弁護士としては4月に裁判の申請をするために準備していたのだが、奥さんは「夫が3月に亡くなったから3月中に裁判を始めたい」と希望し、さらに、赤木さんの手記公開(文春の発売日に合わせて)と同時に、裁判の手続きをするよう弁護士が調整したようだ。

この奥さんの賢さには、スクープした相澤記者や他の報道陣も舌を巻いたという。

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